かかびろぐ

大学3年生から書いてます

無理をする

物事には勘所がある。普段は失敗したりふざけたりしても構わないが、決して外せない道理もある。

具体例を挙げれば、公の場で結果を残す、言うべきでないことは言わない、他人の貢献に感謝を示す、、、とか。どこにでもありふれた、実にくだらないことだ。しかしこれは道徳ではなく、ライフハックのひとつに近い。

一般化するならば、『その人の大事な価値観や気持ち、感情を踏みにじらないこと』とでも表せるだろうか。

 

普段はいじられても構わないと考える人も「この人の前では格好良い姿を見せたい」と思う相手はいるはずだ。それを見極めて、少なくともその時だけは当人を立てる言葉を並べられるか。

実務に関わる資格は1発の試験で取得できるか。

自虐を込めて社内の悪口を言い合う職場でも、対外的な場ではそれを持ち込まないでいられるか。

1度でもミスをしたら「前科」がつく。

 

失敗しやすいところで転ばない人間になれば、信頼を得られる。言い換えればたった1回の油断も許されない。無理すべきタイミングで本気の無理をするのである。「このくらいの出来でやってくるだろう」という期待値を毎回超えるんだ。相手の意表をつけ。

周囲からの評価を上手く構築できれば、他のしょーもないところで手を抜いていく。無理せずに、ちょろくやる。できなければ周回遅れでやり直し。

人間の評価なんてそんなもんだ。