かかびろぐ

大学3年生から書いてます

三千世界の鴉を殺したい

自分が嫌いです。斜に構えた考え方とこれを吐き出す図々しさ、そしてこれに嫌悪感を抱きつつも平然とふるまっている自分が嫌いです。
心の中に「自殺」という名前の犬がいて、いつもそばにいる感覚がします。これは大学生になってまもなくの頃から棲みついていた記憶があります。いつも朝起きてから寝るまで「今日もいるなあ」なんて思い続けながら自堕落な一日を過ごしています。
みんな同じようなものだと思っていましたが、先日友人が「死にたいと思ったことなんてない」「理解できない」と言っていましたから、僕には彼が人間ではないもののように感じられました。きっと彼がこの文を読んだら僕のことを不思議に思うのでしょう。
いつも未来に怯えています。期待されることに恐怖しています。ただ期待されないと何もできない自分が嫌いです。
人と一緒にいると疲れる、と言い切れる自分が嫌いです。それなのに一人で生きていくほどの精神力がどこにもないまま他人を頼る自分が嫌いです。
威勢だけは良いまま詭弁を垂れ流している自分が嫌いです。
世界が滅びて自分だけが生き残るか、世界は存続して自分だけが失せるかのどちらかを聞かれたら前者を即答するだろう自分が嫌いです。
周りの人に都合の良い顔ばかりする自分が嫌いです。
こんな文章を書くために道具を、時間を、エネルギーを使っている自分が心底嫌いです。
こんな文章を書いて困らせたいのか、何を訴えたいのか、自分でもわかりません。幼稚で醜い人間になってしまったような気がします。自分が嫌いです。